S.I.C.
ゴールデンウィークまっただなかに発売された、
バンダイ S.I.C.仮面ライダーファイズ。
このあいだ再販されたらしく、
この機会になんとかわたしにも買えました。

事前に商品写真を見て「寸胴すぎ、イラネ」と判断して
発売日のチェックもしていなかったのですが、
某ドールイベントにて現物を見せてもらい、
写真と印象の違うスマートなボディと、
付属の小物の充実振り、
そしてファイズもウルフオルフェノクも
両方激烈にかっこよい造形に
ノックダウンされたのでした。
でも時遅し。
イベント後に探しにいったのですが、
すでにどこも完売していたのでした。

そんなわけで、遅ればせながらですが、
今回はやっと買えたこれを
取り上げてみようかと思います。
いまさらなんで商品の感想や解説は少なめにして、
デジラマギャラリーメインでお届けします。



夜景に光るファイズ
ジャッジ・ドレッド  …じゃないよ?

ジャッジドレッドといってはたして何人が「あれか」とわかるかは知りませんが、
ともかくこの画像、なぜかアレに似てる気がする…

目とかラインとか光ってますが、S.I.C.には発光ギミックはありません。
これらはCGで、「覆い焼きレイヤー」「スクリーンレイヤー」で発光しているように見せているだけです。
光らせるのは簡単ですが、その発光を源とした反射や照り返しも描き込まないと光が浮いて見えるので、
そのへんの処理がなにげに大変です。

変身
対カマキリフェノク

こちらも光らせモノです。作ったのはこちらが先。
…イマイチ。
相対するは、やけにできのよかったバンダイのソフビ人形シリーズのひとつ、
マンティスオルフェノクさんです。
中の人は関根勤…ではありませんでした。
やってる本人おおまじめ。

エクシードチャージ
エクシードチャージ→クリムゾンスマッシュ

いま右モモのあたりを、エネルギーらしきものがつたっているところです。
ミッションメモリーはファイズポインターに装着済み。
ファイズの武器や技は、発動時にいちいちミッションメモリーを付け替えないといけないから面倒ですが、
戦闘中に付け替えを余裕でこなすファイズのアクションはカッコよかったです。

ところで、S.I.C.の箱の裏の写真、ファイズブラスターとファイズエッジとを両手に構えてるんですけど、
これミッションメモリーはどっちに付いているんですかねぇ…。
考えてみれば、どっちか片方しか使えないはずでは。

ファイズエッジ
ファイズエッジ

赤い光で敵を拘束して、動けなくなったところを切り裂く無情の剣。(笑)
ファイズがずん胴に見えるのは、ごっついベルトとその付属品が、
細いウエストを太く見せているからです。


グランインパクト

19話「純白の正義」
ジェイ(クロコダイルオルフェノク)に必殺のクリムゾンスマッシュを
はじき返されるやいなや、即座にグランインパクトに切り替えて上空から襲いかかるファイズ。

これはあの、めちゃめちゃカッコよかったアクションを再現したものです。
ファイズの前半には、こういったスマートな戦いぶりが多く、非常に魅力的でした。
後半は団体戦と小競り合いばかりになって、こういった戦いが見られなくなってしまいましたけど。

ファイ
宙に浮かびあがるφマーク

このS.I.C.ファイズ、後ろ姿もかっこいいですね。
火ぃふいてやられているのはオコゼフェノクさん。
丸を横切るナナメの線は、ファイズの向きによって逆になったりするのかと思ったんですが、
ビデオで確認したところ常にカメラに向かってφマーク(右上から左下の斜線)になっているみたいで、
とってもわかりやすいと思いました。


バンダイソフビ怪人のオルフェノクさん達と、S.I.C.ウルフオルフェノク

ほぼ単色という、子供受けしなさそうな商品群です。売れたんですかねぇ。
初期のウマやカマキリはイマイチですが、シリーズのあとのほうは出来がよく、
単色なのもあいまって彫像のような趣のある、よいおもちゃでした。
クレインは特に好きですね。造形はもちろん、本物と違ってスレンダーなところとかも。(笑)
ラッキークローバーの皆さんの人形も欲しかったなぁ。


夜のおさんぽ

ごめん、ポーズにセンスなくて…… orz
いや、ポーズつけてる最中、あまりにポロポロパーツが取れるので、
いいポーズを探すのにいいかげん疲れた、ってのもあるんですけどね。
もーフラストレーション溜まる溜まる。
ももパーツと肩パーツの固定方法は、ただ差し込むのではなくもうひと工夫欲しいところですね。
素体に「パチッ」とはまるとか。…差し込む棒がもうちょっと長いだけでもいいかもしんない。

あとはパーツ同士が干渉しあって、関節を動かすとてこの原理でパーツが外れるのも、
よくありましたね。
上半身がダイキャストパーツで重いのに、それを支えるヒザ関節がゆるく、
ポーズを支えきれないのも苦労したところです。

造形はきわめて素晴らしく、細かいところまで見どころに溢れており、
しかも逆関節という大胆なアレンジもかっこよくて(しっぽがフサフサで、肉球があればもう完璧)、
すごくよいフィギュアなだけに、詰めが甘くてもったいないです。

2005年6月17日 20:31:29
TOPへ戻る
INDEXへ