冬の萌えフィギュア
Yujin SRDX 翠星石

わたしの思い違いでなければ、今のツンデレブームのきっかけはこの翠星石だったのではないかと。
ふたばで翠星石の優れた二次創作ものがあって、そのイメージ込みで人気が出て、今につながっているような。
いや、確証ないですので誰か検証求む。
ともかくわたしはそう認識しているということで、ツンデレ始祖の翠星石フィギュアです。



このフィギュアの人気はすごかったらしく、店頭では瞬く間に完売。
私はアマゾンで予約しておいたから買えたようなものの、そうでなければ目にすることすらなかったでしょう。
トイフェスで販売された限定カラーVer.もあっさり完売したらしいですね。

キャラ人気先行なだけではなく、フィギュアとしての完成度も高く、SRDXとは思えない出来です!(褒めてますよ?)
つーか、主人公格の真紅を差し置き、翠星石のみリリースするユージンの漢らしさにはちょっと惚れました。
マリみての瞳子とトリコロの八重ちゃんの髪型を足したような、
大型ツインドリルなヘアースタイルも良くできております。
片足立ちのポーズですが、このドリルの先端が接地して支持するので、安定性も高いです。


こちらお顔のアップ。
アニメ版よりもちょっとかわいい感じの
柔らかい表情です。




ローゼンメイデンのドールズは、絵で見る限りでは意外と大きく、80cm〜1mくらいはありそうです。
身長などに関する公式設定はないらしいですけどね。
まー結局よくわからないので、大きさの比較対照物のない背景をチョイスしました。

最初作った時には、翠星石の視線の先には彼女の人工聖霊“スィドリーム”を飛ばせておいたのですが、
よく考えたら、翠星石の持つこのジョウロはスィドリームが変身した姿でした。
ジョウロがある以上スィドリームに出番ナシ、ということで、スィドリームはレイヤーごと消去されたのでした。


SEGA EXフィギュア 綾波育成計画

相変わらずリリースされ続けるエヴァフィギュアより、
綾波育成計画のエプロン姿のほうをピックアップ。
ちょっと髪の毛が重いかなと思うのですが、
いつものミステリアスさの微塵もない、
素直そうな表情のこのレイはなかなか可愛いです。
後姿もなんだかいい感じ。

全2種のうちの片割れのネコミミ姿のも一緒に買いましたが、
こちらはあんまり好みじゃなかったのでスルーです。




おうちのお手伝いでお店の厨房に立つ女子中学生という、アンドロポイント直撃なこのシチュエイション!
どうかな?<なにが
「ちぃちゃんのおしながき」という竹書房から出ている四コマコミックがそんな感じの内容でして、
なかなか面白い漫画なので突然ながらここでお勧めしときますよ。(現在1巻発売ちゅ!)

デジラマの背景は、江戸東京たてもの園にある、昔の飲み屋さんを再現したたてもの。
後ろのメニューの値段が安いです。カブトビールのポスターも渋いです。濃い“昭和”の香りがしますね。
てか、昔って酒飲みながらところてん食べたりしたのか〜。


SEGA EXフィギュア[THE RED EYES]


カヲル君とレイの使徒コンビで全2種という
珍しいフィギュアの片割れ。
目の赤い2人でセットにしたのは面白いけど、
そこにアスカをはずすほどのメリットが
はたしてあるものなのか。
意図がよくわかりません。

フィギュアのできも、まーなんというか、
安かったから買った、
…って感じデス。





肩から腕のラインとか太ももの肉感とか、けっこう良い造形なのですけどね。
グラマラスすぎてレイらしくないっちゅう気もするのですが。


Yujin SRDX 一橋ゆりえ様


「かみちゅ!」は80年代の尾道が舞台の、リアルな日常描写とファンタジカルな八百万の神様の世界が融合した、
一種の魔法少女アニメ。その「かみちゅ!」の主人公、現役女子中学生神様のゆりえ様です。
かしこみかしこみ。

翠星石と同様に、これも店頭で見る前に売り切れてしまっていた幻のフィギュアでした。
造形はそこそこながら、細かい部分の塗り分けが不正確で、
全体的な出来具合としてはイマイチに見えてしまうという、
まさにいつものSRDXと言った感じの仕上がりです。<おい
目の部分も、これ印刷じゃなくて塗ってるみたい?

右目のアイラインをちょっと太く修正してあげるとお目々パッチリで可愛くなりそうなので、
下の合成画像では右目をちょっとだけレタッチしてみました。

ところでこれ、神様衣裳のパーツをはずしたら制服姿になるんじゃないかと思ったのですが、
胸のエプロン状のパーツは外れるものの、袖が分離不能でダメなのでした。残念。



ゆりえ様を合成するにあたって、尾道まで行って背景を撮影してきたいところなんですが、
予算と時間の都合でやはりそうもいかず、手元にあったなんとなくヨサげな背景に合成。
行きたいな〜尾道。
「かみちゅ!」の背景を見ていると、聖地探訪とかそういうのじゃなくって、
ほんとうに純粋に行きたくなります。


さて、人形・使徒・使徒・神様ときて、お次は、やっと人間のキャラのフィギュアです


コトブキヤ ワンコインフィギュア おジャ魔女ドレミ

コトブキヤの毎度のハイクオリティーなブラインドボックスフィギュアシリーズから、
「おジャ魔女どれみ」の初期シリーズ(通称“無印”)の見習服のおジャ魔女さんたちです。
今までバンダイやCM'sコーポレーションがおジャ魔女をこれくらいのサイズで立体化してきましたが、
これはその決定版といっていいでしょう。すばらしいです♪ 完璧♪


春風どれみ

CM'sコーポレーションのM×C×Oフィギュアコレクションのどれみもかなり良いのですが、
あちらは若干オリジナルなアレンジの入ったどれみなのに対して、コトブキヤのはアニメのイメージのまんま。
(実際は“無印”ではなく“も〜っと!”以降のキャラ表に準じていると思われますが)
塗装もかなり細かく施されており、胸のタップの塗りわけとかすごすぎです。全体で何色使ってるんでしょう。
髪や手袋はスミ入れしてあるし、肌や服の部分などにはエアブラシでアクセントがつけられていて、
ぱっと見以上に手がかけられています。

どれみが持っているバトンは最も初期のバトン、ペペルトポロン。懐かしすぎます。
初期のおジャ魔女は、魔法玉をポロンにロードし、それを1個ずつ消費することで魔法を使います。
魔女界はベルカ式魔法システムだったんですね。<違う



藤原はづき

はづきちゃんの表情もステキ。課題はやはりメガネかなあ。
大きいものならともかく、手のひらサイズのフィギュアの場合メガネだけはどうしようもないですかね。
美少女フィギュアの永遠のテーマのひとつです。
ともあれこの眼鏡パーツ、透明感はあるし形もきっちりしてますし、
こういったクリアパーツの眼鏡としての完成度はかなり高いのではないでしょうか。

持っているバトンはフワフワポロン。初期の頃は持っているバトンがどれみとは違っていました。
ぶっちゃけコレ、ただの筒なのです。



妹尾あいこ

あいちゃんは…、ちょっと微妙だ。
口では笑っているのに目が笑っていないのが原因かな、不自然さがありますね。
全体の完成度が高いせいか、表情だけ浮いて見えてしまいます。
左目の下の線を口のラインに合うように少し修正すれば、自然な表情になるかもしれません。
あいちゃんのバトンはポップンポロン。やはり筒。



瀬川おんぷ

おんぷちゃんだけアイラインがパープルです。
画像だと色が薄い感じに見えますが、実際は割りと濃い目でしっかり描かれてます。
おんぷちゃんも可愛いですな。
いま文章を描いている途中で、昔のバンダイのガシャのおジャ魔女フィギュアを見たんですが、
当時は良くできていると思っていたのに、コトブキヤのをこれを見たあとだともう、
とてもそうは思えなくなっているのでした。

おんぷちゃんの持っている棍棒のようなポロンはクルールポロン。無印後期のポロンです。
カートリッジ…じゃなくて魔法玉の形が変わってパワーアップしているという設定でした。



春風ぽっぷ

市販物ではぽっぷ初フィギュア化!おめでたいのです。
そしてこれが最初で最後でしょう。(笑)

ぽっぷは、“無印”から最後の“ドッカ〜ン!”まで、この初期の見習い服のままで通しました。
どれみ達の頭身だと飾り気がなくてちょっと間延びした感じのある初期見習い服ですが、
4頭身のぽっぷにはとってもよく似合っていました。
ほうきの先には、正装をしたマジョリカがおります。



飛鳥ももこ

こちら、シークレットアイテムのももちゃんです。
“も〜っと!”に登場する以前、アメリカでマジョモンローを元に戻すために奮闘していたころは、
ももちゃんもこの見習い服だったのですが、まさかそんなレアなもんが立体化される日が来ようとは!
マーベラスなチョイスです。コトブキヤGJ!バジトフーン!
フィギュア自体の出来もすばらしいです。
ボケキャラになりさがる前の、美少女時代のももちゃん、というかんじですね。(笑)




誰も知らない知られちゃいけない設定の見習い服姿でのフィギュアなので、町なかに合成するわけにもいかず、
背景に悩む悩む。結局どことも知れないメルヘンな洋館の前に合成しました。

合成しただけでなく、ポロンの中の魔法玉やマジョリカの水晶玉を、クリアーなタマタマっぽくレタッチ。
ももちゃんはシークレットということで、あえてあんなところに合成。かえって目立っておいしいのです。



ギャグ顔Ver.

いわゆるハズレなほうのVer.なのですが、これはこれで。
箱買いすると、このVer.と通常Ver.が全種揃うようになっている親切アソートです。

顔パーツが違うだけでなく、ポロンの中の魔法玉が消費し尽くされてカラッポだったり、
ぽっぷのほうきの先のマジョガエルが、マジョリカじゃなくてマジョルカ
(おんぷちゃんを魔女見習いにしたあの人)だったり、細かいお遊びが楽しいです。
ももちゃんは一人だけ楽しそうですね。実はデジラマに使用したのはこちらのギャグ顔Ver.のももちゃんです。


さてお次は、「美少女フィギュアばっかり合成してんじゃねえよ!キモイ!」
というハード系大好きなお客さんお待ちかねの、メカフィギュアのデジラマです。
冷たいスティールの感触、
たちこめる硝煙の香り、
きしむギアの音をご堪能ください!




海洋堂 ボーメコレクションVol.8
KOS-MOS


メカですが?
まあそんなとこだろうと思ってたでしょうが、(おい
ヴェクターインダストリー製の対グノーシス用戦闘ロボ、KOS-MOSです。

ロボットだからマシンだから、血も涙もなく射線軸に入ったバージル中尉をあっさり蜂の巣です。
アニメのほうでは中尉がヴォークリンデ戦で死亡しなくて驚きましたが、まあ結局……。

とにかくハードな設定のゼノ世界のロボなんで、人間的な弱さをもたず、
なによりも目的と効率を優先するというまことにロボらしいロボッ子なんですが、
おかげ様で客観的にはとにかく頭硬くて融通きかない可愛げのないコなんですよ。
ジャイアントロボ(実写版の)のほうがよほど可愛げがあります。(笑)

しかし、逆にそんなところがなんだかミステリアスで、
いざとなれば敵艦隊を一撃で一掃するステキな戦闘力もあいまって、
ちょっと他にはない、魅力的なキャラクターとなっております。
広大なゼノ世界を体現しているようなところもあって、とにかくスケールの大きなお方。

そんな感じなので、私としてはアルターのKOS-MOSは表情が優しすぎていまいち琴線に触れなかったのですが、
海洋堂のKOS-MOSは徹底的に無表情で、私のイメージにピッタリなのでした。
フィギュアの台座のゾハルの凝りまくった造形も見ごたえがあります。

それにしても、KOS-MOSばかり立体化されてますが、シオンやモモもどこかで作ってくれんかのう。
人気ないんですかねえ。


ヴォークリンデ格納庫のゾハル前にたたずむKOS-MOS

こういった遠未来な世界観をもった作品のフィギュアは、非日常的な背景が必要になるのでいつも困ります。
ぱっと見なにげない画像かもしれませんが、かなーりがんばったデジラマ。
これ1枚で上の5枚を合わせたよりも時間かかってます。
おもに背景のほうに手間がかかっているんですけどね。
景色が写りこんでいるガラスの向こうに物を合成する、ちゅうことにトライしてみました。
手順を以下で解説しています。
ワケワカランかもしれませんが、そこはなんとなく読み流してください。

そうそうやることではないので、手順を覚えているうちにこうして書いとかないと、
私自身が忘れてしまいそうなんで、実のところメモ代わりでもあるのです。(笑)



こちら、元になった背景。
お台場の未来科学館内。



これにゾハルをボテっと合成。

ただ合成するのではなく、ガラスのフチや手すり、天井のパースとゾハルのパースが合うように撮影する角度をあわせ、きちんと合成しないといけません。
計算してあわせることができないので、
何度も撮りなおしました。




背景の一部を複製して、ガラスのフチや手すりなど、ゾハルの手前に来る部分だけのレイヤーをつくり、ゾハルの上に重ねます。

ゾハルをマスクして手すりが見えるようにもできますが、それではガラスへの映り込みを合成する際に大変なのです。
写りこむ素材の全てを、同じように手すり部分をマスクしなくてはいけなくなるのです。



ゾハルの色を補正。
KOS-MOS合成。

ここにKOS-MOSを合成したからって勝手にガラスに後姿が映ったりしませんので、当然別に後姿も撮影します。

ゾハルレイヤーと手すりのレイヤーの間にこのKOS-MOSの鏡像レイヤーを置くだけで、このように手すりの向こうに映ったようになります。

また、前の段階でガラスに映っていたベンチとクズ籠は大胆に黒で塗りつぶしました。



KOS-MOSの鏡像レイヤーの下に別の画像を置いて、画面右にあるらしき壁の様子をガラスに映りこませます。
これはほんとうは壁ではなく、まったく別の場所の天井を撮影して横にして貼りこんだもので、実際には存在しない風景です。

これもゾハルと同様に、手すりなどとパースが合うようにきっちり合成しないといけません。
これは多少画像を歪めてムリヤリ合わせています。

また、手すりをコピーし、手すり自体の鏡像として別にレイヤーを作って貼りこみます。


KOS-MOSを色補正。

ゾハルの一部をコピーしてぼかし、天井にうっすらと映りこませます。

ほとんど気がつかれないとこですが、こういうのがあるとないとでは、ゾハルの背景への馴染みぐあいがけっこう違います。

あと細かいこといろいろやって完成。


…はー、めんどかった。
メモ代わりって書いたけど、もう二度とやらないかも。(笑)


2006年2月4日 0:38:58
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