発売される、と最初に聞いたときはにわかに信じがたかったんですけど、
ほんとに出ました超合金魂「スパイダーマン&レオパルドン」。
超合金魂レオパルドン+ソフビ魂スパイダーマン+ポピニカGP-7+オマケという、
至れり尽せりのセット内容となっております。
上の画像は言わずもがなですが、OPを意識しました。

東映版「スパイダーマン」についてはwikiスパイダーマン(東映)と、東映スパイダーマンエピソードガイド様をご参考に。
wikiによれば、主題歌内のセリフ「チェンジ、リーオーパードォン!」はヒデ夕樹の声ではないとのこと。
知らなかった…。


こちら、ソフビ魂のスパイダーマン。
「○○○○の男、スパイダーマン!」と名乗りを上げるときのあのかっこいいポーズでの立体化が望ましかったのですが、いろいろ制約もあるのでしょう。あのポーズは自立しなさそうだし。
造形的には、そつなくまとまっていますが、元が布しか使っていないスーツなだけに、それほど見るところもないです。

それよりもこのクモの巣の塗装ですよ。





この模様、印刷ではなく、手書きのようです。
しかも、墨を溝に流し込んではみ出たところを消しているのではなく、
極細のペンで1本1本書いてるっぽい。
1体上げるのにどれくらいかかるんだろう…
中国の職人さんの、あまりに丹念なお仕事に脱帽です。



メッキなのか金属なのか、見た目ではまったく判別できない、
この質感満点のスパイダーブレスレットもかっこいいです。







ソフビ魂は当然ソフビなんで、表面がツヤツヤしているんのですが、このツヤのせいで、
合成したときにどうにもチャチなオモチャっぽく見えます。というかオモチャにしか見えません。
なので撮影時にライティングに工夫をし、合成時には補正+レタッチしてツヤを弱くしたのですが、
それはそれでまた変になりました。

つや消しクリアーのスプレーをソフビ魂に吹いちゃえばそれなりに解決しそうですが、
そんな取り返しのつかなくなるようなことをする度胸ないですし。


直接関係ないですが、まさにスパイダーマンなひと、
絶壁を駆け登るフリークライマー(動画)
400フィートの絶壁を4分で踏破するムービーです。
50階建てのビルを5分でのぼるというスパイダーマン(東映)よりも早いかも。



ポピニカ スパイダーマシンGP-7


全長8センチほど。ミニカーサイズです。
なんとなくタイムボカンシリーズの悪玉トリオのメカを彷彿とさせて、親しみの湧きやすいGP-7。
私見ですが、特撮ヒーローの乗るこういった車の中では、GP-7はかっこいい部類に入るのではないかと思います。

一緒に写っているのは、ポピニカGP-7サイズと同スケールのスパイダーマンと、
宇宙戦闘艦マーベラーと同スケールの、ちっちゃいGP-7。
2台並べるとアオシマの「親子マシン」のようですね。w




ダイキャスト製なんで、エッジが丸くなっていていかにもオモチャですが、
金属的な質感がいい感じなのでそんなに印象は悪くないです。
ボディ表面に周囲の映り込みを描き込んで、その質感をさらに高め、
周囲にも馴染ませました。コクピットのスパイダ―マンは、ソフビ魂を合成。



アメリカ映画「スパイダーマン2」でプロモをやっていた中村獅童氏がそのパンフレットの寄稿文で、
子供のころに見た東映版スパイダーマンについてこう語っています。
「他のヒーロー達がいかにもなプロテクターとかに身をつつんですごい武器や技で闘うのに、スパイダーマンときたらペラペラの布の衣裳で、しかもロープで悪人を縛るだけ。でも不思議な親近感と独特のアクションが妙にささったんです。」 
おおむねは共感できるものの、東映版スパイダーマンだってすごい武器を持ってます。
すごいどころか、単独の特撮ヒーローが所持する武器の中ではおそらく最強の、この超兵器を。


宇宙戦闘艦マーベラー


思えば、マーベラーがどういうデザインなのかを仔細に見たのは、今回が初めてです。
艦橋がケンケンみたいで可愛いです。
足のあたりってこうなってたのね。



先ほどの小さなGP-7を、艦橋後部に収納可能。
実際のマーベラ―は、このような横開きの扉ではなく、シャッターで開閉します。




OPの、新宿上空を行くマーベラーの勇姿。
下のビルと比べていくらなんでも大きすぎますが、オリジナルの映像のほうもこんなものです。雰囲気が大事。
ちなみに映像でもこれでも、マーベラーの進路は新宿住友ビルへの衝突コースです。

超合金魂マーベラーは、GP-7と同様にツヤツヤなので、下界のビルを機体表面にあちこち写りこませて
その質感をさらに高め、周囲にも馴染ませました。
と、書くのは簡単ですがこれが意外と手間のかかる作業で、フツーにフィギュアを合成するのに比べて、
製作時間も何倍もかかります。面倒ですが、たまにはそういうのもいいものです。たまには。



レオパルドン

マーベラーが「チェーンジ、レオパルドン!」した姿。
放映当時、スパイダーマンアクションとレオパルドンの変形と活躍を楽しみに、毎週見ていました。
あのころは、こういったグラスファイバー製の箱型ロボットの特撮はまだ珍しく、「まるで本物のようなロボットが動く」
だけでインパクトがあったので、その存在自体にワクワクしていたものです。
内容なんか本当にどうでもよかったなぁ。

超合金魂レオパルドンの腕はアクション用と変形用の2種類あります。
図の、短い右腕がアクション用、長い左腕が変形用。
長い変形用腕のほうが体全体とのバランスがいいのですが、
オリジナルを忠実に再現するとなると、
短すぎる感のあるアクション用腕の長さが正しいのです。

ちなみに変形用腕でも、肩とヒジはけっこう可動するのですが、
取れるポーズはいかにも昔のオモチャっぽいポーズに限られます。





こちら、超腕ともアクション用腕。
ソードビッカーとスパイダーシールドを構えるポーズです。
足は、換装なしでそこそこ可動。
オリジナルもそこそこしか動かなかったので、こんなものかも。
どうせ剣を投げるだけだし。(ぉ




なんかビスマルクみたい…
赤い部分が見えないとレオパルドンぽくなくてなんとなく変です。
合成自体も変ですけど。

もうちょっと遠くに合成して、霧にまぎれさせると面白かったかもしれませんね。
補正が大変そうですけど。



マシンベム・グリーンゴブリンに必殺剣ソードビッカーが炸裂!(ぉぃ

グリーンゴブリンはつや消しのフィギュアだからか、背景にあわせるの楽だったなぁ。
レオパルドンはもう、何で?ってくらい馴染みません。
そういえば以前、ツヤツヤな響鬼さんフィギュアを背景に合わせようとしてさんざん苦労したことがありましたが、
原因はあれと同じなのでしょう。




海洋堂 スパイダーマン
アクション・ヴィネット・フィギュア

のグリーンゴブリン。
いうまでもないですが、マシンベムではありません。
コミック版スパイダーマンの悪役です。


関節数は少ないのですが、ちょっと動かすだけで
ポーズのイメージがガラリと変わる
山口式可動の優れたアクションフィギュアです。
同シリーズのスパイダーマンも
いじって楽しいフィギュアでした。




ところで、スパイダーマンといえば
冬のワンフェスにあった「まーべるgirls」はどうなったんでしょう。
ハピネット様ブースにて極秘進行企画の限定グッズの配布があります
BOGARD La+「スパイダーマンが萌えキャラ化されてフィギュアで登場。」
いとしげの「あ・げ・れ・ば」な独り言「つい3週間ほど前に行きましたが…」
ちょっと古めの絵とコスチュームがそそるのですよ。

…誰も注目してませんか?
ポシャリましたか?


2006年9月10日 17:46:01
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