なつのもえ合成2005

梅雨が明けたかどうかもわからないうちからなんだか暑い今日この頃、
はやくも冷房で体を冷やして風邪をひいてしまっている人も多いようですが、
皆さんいかがでしょう。
そんな暑さを萌えで乗り切るべく、萌えフィギュア合成祭りを今年も開催いたします。
ちなみに去年はこれね。
第1回
第2回

実際に「萌え」で暑さがしのげるものなのか、
むしろ湿度が上がりそうなんじゃないか(笑)、
なんて疑問はもたずに、心頭滅却いたしましょう。思い込みって大事です。

ちなみに、ピンだとネタに乏しいフィギュアを集めて1回分のネタにしてしまおうとか、
前に買ったフィギュアだけでいまさら1回分のネタにするのもなんだから他のと一緒にとか、
ぶっちゃけ在庫一層とか、そんな思惑は微塵もございませんです。



もえたん カプセルフィギュア (CM'sコーポレーション

塗りに若干の粗さはあるものの、かわいい造形、300円にしてかなりのボリューム、
凝ったディスプレイ台、服を脱がせるとなぜか中身がスク水姿、というふうに、
ポイントの高いカプセルフィギュアとなっております。

このカプセルフィギュアは、POP氏のイラストの可愛らしさを
立体でうまく表現していると思います。<「再現」でなく
CM'sさんのフィギュアは当たり外れが大きいですが、これは当たりでしょう。
こちらのサイトの画像が大きいので、フィギュア単体の鑑賞にお勧めです。

しかしながら、いくら良いフィギュアだからといって、なんでもデジラマにできるかというと、
そうでもありません。というかそれは作るヒトのセンス次第なんですけど、私には難しいのですよ。

パステルインクの変身姿(マジカルティーチャー登場)や左のスク水になるやつ(変身できない!?)
などは、背景になるような情景がいまいち思い浮かばず、デジラマ化しませんでした。
右のぱんつ丸見えの(風邪ひきさん全開モードです)は、エロいのでうち的には却下。(笑)
クレイズの、大きめのパステルインクのフィギュアも買ったんですけど、
あれも結局デジラマにできんかったなぁ…

つーか、「もえたん」読んだことないので、
キャラも内容もつかめてないのが一番の原因なんだろうけど。


パステルペイント!

背景イメージは容易に頭に浮んだものの、そのイメージに合う背景画像がなかなか見つからず、
HDDのライブラリを探しまくったすえの作品です。

デジラマは、その作品のために新たに背景を撮りに行くのでない限り、
手持ちの背景で何とかすることになるので、思い通りのアングルで作れないのが難点です。
いちいち撮りに行くのが理想なんですけど、それだけで1日がかりになっちゃったりして、
なかなかできないんですよねぇ〜。

右のこぼれているインクは本来黄色なのを青にチェンジしています。
そのためか陰影にある違和感がぬぐいきれてませんね。
マクロでここまで寄って撮影するとフィギュアの全てにはピントが合わないので、
手前・中間・奥の3段階でピントを合わせて撮影し、合成しています。


のんびりピクニック。


この画像のいんくさん、なんか怖いですね。
目線ははずしたほうがよかったかなぁ。

これも3段階に分けてフィギュアを撮影しております。
いぜん大房で撮影した背景にイイのがあったおかげで、割りと労なくできた作品です、
が、
しかし見れば見るほど怖いなぁ。
ある意味、目的どおりの納涼画像ですが、こんなはずでは…


苺ましまろ お泊り編 カプセルフィギュア(トイズワークス

電撃大王連載中の、なんとも形容しがたい、でも読んでいると幸せなコミック「苺ましまろ」の
カプセルフィギュア。現在アニメ放映中です。TVアニメ苺ましまろ

第1話をみたかんそう:
お姉ちゃんのひとことめにはビビった。
千佳がさたけを「デュラン!」とか呼びそう。

お泊り編は水着編に続く第2段でして、これがその水着編。
<クリックで大きくなります
造形も塗りも悪くはなかったものの、口の位置がちょっと下すぎたおかげで
もうムーミンにしか見えなくなってしまったという、哀れなフィギュアでした。
いや、そもそも元の絵の方からして口が下位置なんですけど、2Dだからムーミン顔に見えなかった
ということなんですけどね。立体って難しい。

今回のお泊り編はそのあたりが改善されて、というか口をあけている分ごまかされて、
不自然さがなくなりました。美羽の表情なんかすごく良いですよね。

<クリックで大きくなります
ところでうちのこの美羽フィギュア、なんかハズレだったようです。
組み立て時についたものなのでしょう、鼻と口元に接着剤のようなものがついたままです。
つーか、鼻のはともかく、口からなんかタレて………ヤバくない?(笑)

どういうつもりか、非常に似たタイトルのコミックが存在します。
苺ましゅまろ
これはこれで可愛い絵なんですが、どうやらBLらしいので遠慮しときましょうか〜。


お泊り

フリーの画像集に合ったどこぞのホテル内。
キャラの配置もしやすそうでいい背景だと思ってはじめてみたものの、
光の色の違う光源が2つもあり、しかも逆光、しかも間接照明。

デジラマを作るときは、背景に使う画像の光源の位置や光の強さや当たり方を
できるだけ再現したライティングでフィギュアの撮影するのが、うまく合成する秘訣であるわけですが、
この背景はその光の状態が複雑すぎて思うように行きませんでした。特に手前の3人のはモロに逆光の為
うまくいかずに、光源を工夫しつつ60枚ほど撮影して、やっと撮れたものです。

伊藤姉妹は5枚ずつで終了でした。


BALLISTICS INTRON DEPOT (YAMATO)

「これ萌えか?」は、さておいて、
士郎正宗の画集「INTRON DEPOT 3」の表紙の姉ちゃんフィギュアです。
というか、厳密には画集P.32の、ボツになったほうの顔をフィギュア化したもののようですね。
こちらのほうがりりしくてかっこいいので正解だと思います。
薬莢の散らばるディスプレイ台もいい雰囲気です。
ただ、持っているハンドガンがイラストと違うのが大きな減点ですな。
間違えて造形したのかしら。


髪の毛の大胆な造形。  のしイカみたい…
表情が見る角度によって結構変わるのが面白いフィギュアです。
上の2点、および下のデジラマ画像で比べてみてください。


まあなんというか、オーソドックスにまとめてみましたって感じで。
このフィギュアは見る角度を選ばない、つまりどこから見てもかっこいいフィギュアなので、
デジラマが作りやすいです。


4月末にあったドールショウ14にて
予約販売されていた、
ママチャップトイちっちゃなもこちゃん人形。
約1万円と、安価なものではないのですが、
展示されていたもこちゃんのつぶらな瞳に、
フラフラ予約。
お人形をお迎えするのは久しぶりでございました。
(”お迎え”とは”購入”を意味する人形専門用語デアル)

予約したのはほとんどその場の勢いと
突発的な衝動だったので、2ヵ月後に届いたときには
すっかり忘れていたってのはナイショです。





上野の旧岩崎邸のバルコニーにて。

旧岩崎邸は東京都が管理する古い大邸宅で、
一般公開されていて内部を見学することもできます(有料)。

文化財的な側面はリンク先をご覧になっていただくとして、
私が見学して面白いと思ったのは、そのレトロで重厚な建物自体もさることながら、
ここが、お金持ちの家族の数人を多数の使用人がお世話するという、
「エマ」な文化の時代に設計された邸宅であるということです。

例えば見学通路になっている、玄関→階段→2階の通路は、使用人には使えませんでした。
じゃあ使用人はどうやって建物に入って2階に上がるかというと、
順路とは別に、忍者屋敷のごとくに目立たないところに使用人用の入り口や階段が作られていて、
そこを利用したそうです。まさに「二つの世界」ですね。

この洋館は住居ではなく、完全にお客様おもてなし用の建物で、
外国要人のお客も多かったそうなので、
働いていた使用人は十中八九、メイドさんだったのではないかと思います。
だからあながち、このデジラマもデタラメではないわけで……
いや、こんな金髪少女メイドがいたかどうかはわかりませんが。(笑)
このへんの仔細については、邸内のガイドツアーでの説明を参考にしました。


ところで今回は、昔の偉い人の”格言”を取り入れて、
この次のアスカさんのデジラマを除いて、
全て「逆光」になるように作りました。
中でも、このもこちゃんの画像が一番、コントラストが大きく、
逆光の良さが出たのではないかと思います。




…その格言ですか?
もちろん「逆光は勝利」です。


SEGA 新世紀エヴァンゲリオン フィギュアセット 体育時間 アスカ

フィギュアと付属品に力の入れ方が半々みたいな、SEGAのシリーズです。
跳び箱・踏み台・マットがセット。踏み台は本当にバネがきいていたりします。

フィギュアの髪の毛がもっさりとバナナみたいなのは、
「対象年齢6歳以上」であることからくる安全基準のせいなのか、
製造技術の限界からくるものなのかわかりませんが、
半分以下の大きさのカプセルフィギュアに精密感で負けております。
もっとがんばってほしいです。

エヴァのアスカ&レイのフィギュアセットは、ニンジャとかソルジャーとか
今年に入っていろいろありましたが、どれも顔がいまいちダメでした。
マリッジ(花嫁)なんか、EXサイズなのに顔がモッコス寄り。たのむし。
しかし、この体育時間は久々に生き生きとした良いお顔のフィギュアでした。


背景は、先回の我が市の市長選挙のときに撮影した、某学校校庭内の一枚。

こんな遊具がある時点で、中学校ではないのは明白。
改めて思うに、逆光じゃないおかげで、これだけフィギュアの撮影が楽でした。
簡単には説明できないんですが…、
逆光でなおかつ背景と同じくらいの露出でフィギュアを撮影するのって、
すげー難しいのです。なにかコツがあるのかなぁ。
フィギュアに露出をあわせると、バックが光りすぎたり、
バックにあわせるとフィギュアが影で真っ黒になったり。

ライトの明るさとレフの使いぐあいと露出のバランスが取れないと、
背景に合う写真が撮れないんですよう。
これみたいな順光だと、フィギュアに露出を合わせて撮影すれば終わりなんですけどねぇ。
はふぅ。


SEGA 新世紀エヴァンゲリオン フィギュアセット 体育時間 レイ

付属品は「自習時間」からの流用の机・椅子・カバンに、たたまれた制服ときんちゃく袋。
自習時間のときにも思ったけど、立った状態のフィギュアが横にあるとますます思う。
机、小さすぎるよなぁと。

アスカもそうでしたが、このレイも表情は良い感じです。
くわえて、骨格の存在を感じさせるこの自然なポーズもとっても良いですね。
片足はつま先立ちですが、バランスが取れているので支えナシであっさり立ちます。


はい逆光。
体にさしているポールの影は、合成後にレタッチしていれたものです。
うまくいかなかったらどうしようかと思っていましたが、割りと簡単にそれっぽくなって一安心。
それにしても、この腰つきはなんだか惹かれるな。(笑)
最近多い、四つんばいみたいな露出過多なポーズよりも、こういう何気ないポーズのほうが
あとでジワジワきいてくるというか、たまらなさで勝っていると思います。



以上、なつのもえ合成2005でした。

2005年7月17日 22:52:45
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